教授挨拶

Professor’s Message

2024年5月の厚生労働省発表によれば、認知症患者数は2040年には584万人、前段階の軽度認知障害は613万人に達すると予想されており、その理解と克服は焦眉の急となっています。認知症の過半数を占めるアルツハイマー病(AD)に対する最初の疾患修飾薬として2023年抗アミロイドβ抗体薬の臨床実用が開始されましたが、実臨床下でのリスク・ベネフィットバランスの最大化、より高い効能の期待される超早期段階のバイオマーカーを駆使した診断と対象者のコホート化、脳からの病因タンパク質の除去経路の解明と活性化等新規治療方策の開発など、解決されるべき学術的課題が多く残されています。本寄附講座は、東京大学における認知症の臨床・基礎研究を糾合し、高齢化社会における認知症課題の解決を図ると同時に、2023年に成立した「共生社会の実現を推進するための認知症基本法」の精神に則り、認知症の人を含むあらゆる関係者の理解と協力のもとに研究を発展させることを目指します。

           

認知症共生社会創生治療学講座
特任教授

教室概念

Concept

本寄附講座の設置により、アルツハイマー病を中心とする認知症性疾患の病態解明が加速され、その成果に基づいて新規の予防・治療法の創出と実用化が進むことにより、認知症の人がよりよい状態で尊厳を持って生活し、社会における共生を進めることが可能となります。

東京大学医学部附属病院臨床研究推進センター(フェーズ1ユニット)や関係臨床各科との緊密な連携のもとに、新規モダリティの認知症治療薬のfirst in human治験などが進むとともに、神経科学の基礎研究に根ざした認知症病態の解明が進み、本邦における認知症課題の解決が加速されることが期待されます。

人員募集

Recruitment
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認知症研究に取り組む学生(学部生・大学院生)および研究員(ポスドク)を募集しています。
研究活動を通じて、実験技術の習得や論文執筆、学会発表など、研究者としての経験を積むことができます。詳しくは、詳細ページをご覧ください。

全研究実績

Research Achievements
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本講座がこれまでに、発表した研究成果をまとめています。
アルツハイマー病をはじめとする神経疾患の病態解明、バイオマーカー研究、治験などの臨床研究、既存データを活用したデータドリブン研究など、多岐にわたる実績を掲載しています。
最新の論文・発表に関する情報は随時更新しています。

当講座は、エフィッシモ・キャピタル・マネジメントPte Ltdの支援によって運営されています。

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