Sato C, Morohashi Y, Tomita T, Iwatsubo T: Structure of the catalytic pore of γ-secretase inferred by the accessibility of substituted cysteines. J Neurosci 26: 12081-12088, 2006
- 基礎
- 2006-11-15
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新しい論文をThe Journal of Neuroscienceに発表しました
Structure of the Catalytic Pore of γ-Secretase Probed by the Accessibility of Substituted Cysteines
Chihiro Sato, Yuichi Morohashi, Taisuke Tomita, Takeshi Iwatsubo
The Journal of Neuroscience 26(46):12081-12088 (2006)
First Published on November 15, 2006, doi: 10.1523/JNEUROSCI.3614-06.2006
疎水性である脂質二重膜内に存在する膜貫通配列に対して、どのようにしてγセクレターゼがイオン化された水を必要とする加水分解反応を行っているのかについて、その分子機構はまったく不明でした。今回システインに対して親水性環境下でのみ反応するMTS試薬を用い、活性中心となるアスパラギン酸を含む膜貫通領域内の各アミノ酸について、どのような環境にあるかを検討しました。その結果、γセクレターゼの活性中心は脂質二重膜内に存在する親水性の孔(ポア)に面していることが明らかになりました。また各種阻害剤を用い、切断反応に直接関与しているアミノ酸残基を複数同定しました。今後このような構造情報を元に、γセクレターゼの構造活性相関・化合物による阻害機構の解明が可能になると期待されます。本研究は、The Journal of NeuroscienceのThis Week in The Journal(TWIJ Article)に選ばれました。
