Tanaka Y, Yamada K, Satake K, Nishida I, Heuberger M, Kuwahara T, Iwatsubo T: Seeding activity-based detection uncovers the different release mechanisms of seed-competent tau versus inert tau via lysosomal exocytosis. Front Neurosci 13:1258, 2019
- 基礎
- 2019-11-8
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新しい論文をFrontiers in Neuroscienceに発表しました
Seeding activity-based detection uncovers the different release mechanisms of seed-competent tau versus inert tau upon lysosomal stress
Yuki Tanaka, Kaoru Yamada, Kyoko Satake, Itaru Nishida, Matthias Heuberger, Tomoki Kuwahara, Takeshi Iwatsubo
Frontiers in Neuroscience, 2019, doi: 10.3389/fnins.2019.01258
アルツハイマー病で神経細胞内に蓄積するタウは、細胞外に放出されることで細胞間を伝播し、その凝集状態が拡がっていくことが知られています。しかしながら、細胞質タンパク質であるタウが、どのような機序で細胞外腔に放出されるのか、そのメカニズムは不明のままでした。今回私たちは、細胞間を伝播するタウの活性をシーディング活性と定義し、その活性を特異的に測定する実験系を利用することで、クロロキン処理などのリソソームストレス依存的にタウの細胞間伝播が亢進することを見出しました。またタウの細胞間伝播はNED-19やGPNで阻害できることから、リソソームエキソサイトーシスがタウの細胞外放出に関与することを明らかにしました。リソソームストレスやリソソームエキソサイトーシスは、伝播に関与しない正常なタウの分泌には影響しなかったことから、本メカニズムを標的とすることで、タウの正常機能を阻害せずにタウの伝播を抑制する治療法の開発が期待できると考えられます。 論文へのリンクはこちら。
